タマムシ

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2014.6.9 タマムシ オス

2014.6.9 タマムシ オス

学名: Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817))

朝の散歩コースの途中にある
神社のケヤキの倒木に
発生していた。

この倒木には
アラゲキクラゲという
キノコも発生し、
なかなか、「おいしい」倒木です。

2014.6.9 アラゲキクラゲ

2014.6.9 アラゲキクラゲ

2014.6.9 アラゲキクラゲ

2014.6.9 アラゲキクラゲ

見つけた日は5匹ほど
簡単に見つかった。

まわりの笹の上にジッと
乗っていました。

オスもメスも同じような
緑色を中心とする
美しい金属光沢です。

2014.6.9 タマムシ オス

2014.6.9 タマムシ オス

メスはオスにくらべ
ずんぐりしているので
並んでいれば
わかります。

子供の頃、初夏のある日、
近所にある枯れかけたケヤキの木の梢を
空高く舞う姿がいまも目に焼き付いています。

けっこう高い所を
飛ぶため
1メートル程度の
子供用の
昆虫網では
ぜんぜん届かず
悔しい思いをしていました。

日本にはタマムシの
仲間は200種ほど
いるそうですが、
やはり
なにもつかない
ただの「タマムシ」が
一番美しいと
思います。
特に区別していうときはヤマトタマムシという。

2014.6.9 タマムシ メス

2014.6.9 タマムシ メス

とはいっても、
他のなんとかタマムシは
ウバタマムシ以外は
標本でしかみたことが
ありません。

ウバタマムシはしばしば
目にすることが
ありましたが
タマムシの美しさと
比べたら
同じ仲間とは思えないくらいです。

ウバタマムシをタマムシのメスだと
誤解している人もいることを
ネット上で知りました。

そのうえ
江戸時代の百科事典「和漢三才図会」にも、
「オスは綺麗だが、メスは黒くて光沢があり・・・」
なんて記載があるそうです。

ウバタマムシはマツの木に
着く虫でまったく別種です。

【 国宝 玉虫厨子 】
あと、タマムシといえば
法隆寺にある国宝
玉虫厨子が思いだされます。

飛鳥時代の日本最古の工芸品
といわれているようです。

ところで
厨子って、なんだと
思って調べてみたら

2014.6.9 タマムシ メス

2014.6.9 タマムシ メス

厨子(ずし)は、仏像・仏舎利・教典・位牌などを
中に安置する仏具の一種である。
広義 では仏壇も厨子に含まれる。

へぇ~、仏壇の親戚なんだと、
今知りました。

法隆寺の玉虫厨子には
何匹のタマムシが使われていた
とかいう話を昔本で読んだ
ことがありますが、
結局わからず、

2014.6.9 タマムシ メス

2014.6.9 タマムシ メス

復刻版で6622枚(3311匹)
平成版3万6000枚(1万8000匹)以上
おカネ1億円以上
職人4000人以上
時間3年以上
という数字が出てきました。
2008年完成。

復刻版は奈良の法隆寺に

平成版は岐阜県高山市の
茶の湯美術館に

所蔵されているようです。

ということで
法隆寺の国宝には
復刻版並みの3000匹くらい、
というのが妥当な数字かもしれません。

それにしても
平成になってからも
2万匹以上のタマムシ
集まるんですね。

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