ヤスマツトビナナフシ
学名:Mikadina yasumatsui ナナフシ科
体長:42~54mm
ヤスマツとは安松京三博士のことだろう。
ウィキペディアにも博士論文はナナフシの研究がテーマだったといから
間違いない。
翅がある。触角が長い、目も大きいことから他と区別できる。
ところが、このタイプは8月に1回登場しただけで
その後も出てきません。
翅があるということは成虫ですが、
幼虫時代はどんな顔かたちを
しているのかは、私にはナゾのままです。
成虫が見られる時期は7月から11月で、メスだけで繁殖すると
書いてあるサイトがあったが、
幼虫はその前からいるわけだろうが
とんと見かけません。
一応、北海道から九州までいるようですが、今年初めて見ました。
コナラにいると書いてあるとおり、このときも確かコナラをガサガサやったら採れた。
ナナフシモドキ
このときは4センチくらいで、いかにも幼児体型をしている。学名:Baculum irregularierdentatum ナナフシ科
ナナフシモドキ(ナナフシ)と書いてある本と
ナナフシ(ナナフシモドキ)と書いてある本とがある、
いったいどっちやねん? と関西弁でつっこみたくなる。
漢字では竹節と書いて、ナナフシと読ませる。
七つの節からなっているのかと
思える名前ですが、節は七つ以上あります。
体長 : メス74~100mm 、オス57~62mm
食草 : ニセアカシア、コナラなど
分布は本州、四国、九州となっていて、北海道にはいないようです。
エノキやサクラなどを食すと、書いてある図鑑もあるが
コナラやニセアカシアの枝を叩くと落ちてくる。
オスもいるにはいるようだが、
ほとんどメスだけで繁殖できるそうです。
いつもの散歩コースの中では一番みかける種類です。
体全体は木の枝にそっくりで
見つけるのはむずかしいほうですが、
ニセアカシアの木の上をジーッとみていると
透かし絵のように、フッっと見えてくることがあります。
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触角が長いようにみえるが、前脚です。
このように茶色タイプもおります。
散歩中に出会ったオジサンが
一度ナナフシをみたいと言ってますが
彼はなかなか会えないようです。
夕方、一度待ち合わせて
二人で探し回りましたが
その時もみつかりませんでした。
やはり、朝の方が見つけやすいのでしょうか?
過去の経験では夜の雑木林で
木の幹を歩いてる姿を
何回かみたことがあります。
この頃は体長は8センチくらいです。エダナナフシ
学名:Phraortes illepidus ナナフシ科
触角が長いのが特徴。
木の枝そっくりなので、見つけるのはなかなかむつかしい。
アジサイの花の上になんかいたら、すぐに見つかってしまいますよー。
コナラなどの葉っぱを虫捕り網でガサガサやってみると採れるかも。
こちらはオスもいるようで、オス65~82mm、メス82~112㎜です。
分布は本州、四国、九州です。
時期は7月~11月と書いてある図鑑があるが、成虫のことだろうか。
こちらでは5月に記録している。
右の触角はちぎれているが、左の触角は長いのがわかる。
ナナフシ類は夜の昆虫だとばっかり思っていたが
朝の散歩中でも結構見かけます。
ただ、よくみかけるのはナナフシモドキのほうですけど。
アジサイの上にいるほうの写真では翅も生えてきているため
成虫に近いのかもしれませんが、これが最終形=成虫なのか
ひとつ手前なのか、いまいちよくわかりません。
もう1回くらい、脱皮しそうな気はしますね。
茶色いタイプもいるようですが、まだ見たことがありません。